カラダノコト

食べても太らない人のヒミツとは・・・

さんまの塩焼き、栗ごはん、かぼちゃグラタンに新そば、新米。〆のデザートも、林檎、葡萄、梨と、おいしい果物がとりどりの秋。おいしいもの、食べたいものがありすぎてついつい食べすぎな日々を過ごしてはいませんか。食べたい時に食べたいものを食べる幸せの後にくるのが怖い、体重の増加。

ダイエットしなくてもスリム。食べても太らない体が欲しいぃ~。
この欲張りさんな願い、2つのポイントを抑えると叶うかもしれません。

  1. 鉄分・亜鉛・B群を味方につける
  2. 食べたものを記録する

鉄分・亜鉛・B群を味方につける

疲れやすい・冷えやすい=太りやすい

ダイエットといえば、【運動をする】【食べる量を減らす】が定番です。運動は確かに大切ですが、【食べる量を減らす】は半分正解で半分不正解。「太らない身体=代謝が良い身体」をつくるには、身体が求める栄養をしっかりとることが大切です。特に、ビタミンやミネラルの不足は代謝を下げ、太る原因になることが多く、注意が必要です。

30代後半になると、細胞がエネルギーを作り出すのに欠かせない鉄分や、葉酸などのビタミンB群不足、新陳代謝を高める亜鉛不足の人が多くなります。これらの栄養素不足を放っておくと、暑い夏でも身体が冷えていたり、眠っても疲れが抜け切れない疲労感を抱えたり、眠りが浅くすっきり目覚められなかったり、生理が規則正しく来てくれないなど、身体に様々な問題が現れてきます。

鉄分不足はもったいない

女性は月経で毎月鉄分を失うので、ほぼ皆さま鉄分不足。太りやすい、むくみやすい、はもちろんのこと、女性特有の症状と言われる症状は、まさに鉄分不足が原因とも言われています。しかし、その一方で、月経は、血液を失うのではなく、新しい血液と入れ替えているとも考えられます。鉄分や亜鉛などのミネラル補給をしっかりしていると、新しく作られる血液は、栄養たっぷりのきれいな状態で身体を巡ることができます。女性が男性よりも長生きなのは、月経で排出された血液分、きれいな血液が身体を巡るからなのかもしれません。

ちなみに、コラーゲンをつくる機能にも鉄分は関係があるので、ちゃんと摂れていると、爪や髪、お肌の状態もよくなっていきます。

こんなに身体のために働いてくれる鉄分、不足させるなんてもったいない!毎日コツコツ摂って欲しいのですが、鉄分のサプリメントには、覚えておきたい選び方があります。

鉄分は、大きく分けて二種類あります。ひとつは、豚レバーや牛赤身肉などに含まれる、動物性の”ヘム鉄”。もうひとつは、ほうれん草やひじきなどに含まれる植物性の”非ヘム鉄”です。身体の吸収率の高いのは、動物性の”ヘム鉄”のほうですが(10~20%の吸収率)、日本人が食事から摂取する鉄の85%以上が吸収率の低い”非ヘム鉄”(2~5%)と言われています。

おなじ鉄分サプリメントに見えても、含有率や吸収率など違いは様々です。つい値段の安さでサプリメントを選んでしまうかもしれませんが、原材料表示を見て、”ヘム鉄”と”非ヘム鉄”の両方を配合している製品を選びましょう。

鉄分にあわせて亜鉛、葉酸をはじめとするビタミンB群を摂ると、もう完璧。現代女性に不足するこの三つのサプリ成分で、「太らない&不調解消」を目指しましょう。

食べたものを記録する

昨日なに食べた?

食べても太らない体のもうひとつのポイントは【食べたものを記録する】ことです。五年くらい前に「レコーディングダイエット」とブームにもなったこの方法。なぜ【食べたものを記録する】と太りにくくなるのでしょうか?

それは、記録することで、「お腹がすいていなくてもついついつまんでしまう」「なんとなくダラダラと食べてしまう」などの自分の食生活に気づくことができ、余分に食べる量が自然と減っていくからです。このだらだら食べ、30代後半以降からの代謝が落ちることとあわせて、太ってしまう要因です。

では、ここで質問。昨日の朝食、昼食、夕食は、なにを食べましたか?・・・前日のこととはいえ、意外と思い出せなかったのではないでしょうか。

食事を記録することは、だらだら食べを防ぐ効果はもちろんのこと、思い出す行為そのものが脳のトレーニングにもなります。不思議なことに、食事の記録を読み返すと、その日起きたことやしたことがほわわんと思い出せたりもします。

ライフログを保存する

藤並家では毎回おやつや食事の前に、さえこさんがデジカメで撮影しています。急に「昨日食べたアボカドと生ハムのペペロンチーノパスタ、美味しかったね」などとふられた時に、パッと返せないと「あんなにおいしいっていってたのにぃ~。」とさえこさんが不機嫌になってしまうので、私も食べたものを、しっかり記録しています。

私は紙に記録派ですが、さえこさんが利用しているのはネット。ウーマンコムの基礎体温表に食べたもの、睡眠時間、体重、排便を記録しています。自分の生活の記録をつけることを、「ライフログを保存する」というらしいです。ネット記録なので、検索もしやすく、おすすめです。

ウーマンコムの基礎体温表は、基礎体温表のほかにも、肌・便・心の様子、体調、薬の有無、日記など、様々な記録をつけることができます。「毎日基礎体温をつける方」「生理の予定だけを知りたくて、生理日と体調だけを記録する方」「体重の推移と食べたものの記録がメインの方」などなど、皆さま思い思いに利用されています。

はじめから、全ての項目を記録しようとすると、途中で挫折してしまうかもしれませんが、まずはだらだら食べを防ぐため、食べたものの記録からはじめてみるのもおすすめです。