・人混みでめまいがする。
・朝ベットから起き上がるのがツラい。
・急に椅子から立ち上がると、くらっと立ちくらみがする。
貧血の症状でよく聞く項目ですが、実は貧血以外の症状の可能性も…。
■貧血？低血圧？
貧血とは、赤血球の中にあるヘモグロビンの量が少ない状態のこと。
ヘモグロビンは、肺で取り込んだ酸素を全身に届ける大切な役割を担っているのですが、少なくなると、全身の細胞が酸素不足になり、顔色が悪くなったり、動機が起きたり、疲れやすさや、立ちくらみなどの症状が現れます。
この貧血とよく似た症状なのが、やせ気味の若い女性に多い“低血圧”。
血圧とは、心臓から送り出した血液が、血管の壁を押し広げる力のこと。
明確な基準はありませんが、最高血圧が100から110以下の場合は“低血圧”と呼ばれます。
高血圧に比べてさほど心配されることがない低血圧ですが、最初に上げたような症状がある場合は、改善の必要性があります。
まず、ストレスや疲れが溜まると、血圧をコントロールしている自律神経のバランスが乱れてしまうため、上手にストレスを発散したり、1日のうちリラックスできる時間を確保するなど、ストレスとのつきあい方を考える必要があります。
また、
・水分をこまめにとって、カラダに巡る血液量を増やす。
・血圧と体温を上げる作用のある塩分を適度に摂る。
・朝起きるのがツラくても、少しずつでも三食摂り、筋肉の元となるたんぱく質をしっかり摂れる食事を心がける。
など、取り入れやすい生活習慣を身につけて、なんとなく不調から脱出しましょう。
